ええ。昨夜は飲んで帰ってきました。飲んだのはビールですが(笑)。
ではなぜタイトルがハイボールかというと、ちょいと気になったからです。


ハイボール。日本では大体、ウイスキーソーダ割りのことを言います。
気になる事というのは、最近よくまわりで聞くこのセリフ。
「飲みやすくて飲み過ぎちゃったー」と、軽ーく言う女性が多い。


飲みやす過ぎる?おそらくそんなことはありません。
それは、そういうウイスキーだからです。
焼酎でも、芋と韓国焼酎などを比べるとはっきりと分かる。
芋は香りが全然ダメ、という人も、後者なら問題なく飲めることが多い。
ウイスキーも、普通に安い市販の物で作るソーダ割りは抵抗が少ない。


熟成し樽からできるウイスキーから作るそれは、煙草のようなクセのある香り。
…要するにはっきりいって飲み辛い。はずだ。飲み慣れていない、大半の人は。
それが少しずつ氷が解けて、時間の経過とともに驚くほど美味くなっていく。
この比率は人によって全く違う。自分は、ある程度薄まった辺りからだった。


バーボンなどと同じく熟成して樽からできる物は、深い味わいとなっている。
最初からごくごく飲める、というなら酎ハイと同じだろう。
工業用ウォッカから作る、大量生産の飲み物ね。
深みも何もない。自分は好まない。だったらビールの方がいい。
元々酒の中でも強めのものは、ゆっくり時間をかけて味わう作りとなっている。
本物のハイボールも、実際はそういうものだということだろう。
これを知ったうえなら、おそらく冒頭のセリフは言えないのではないだろうか。